朝、出社して席に着いた里恵のもとに、後輩のOLがやってきた。
「なに?」
里恵の問いかけに、後輩が顔を寄せて話してきた。
「すいません里恵さん、スカートの裏地がほつれて見えているみたいですよ」
里恵は瞬時にその意味を察したが、何食わぬ顔で礼を言うと立ち上がり、足早にトイレに向かった。慌てて個室に入ると、思った通り、フンドシの裾がスカートからはみ出ていた。里恵はスカートをまくり上げると、フンドシをゆるめに調整し直して、前垂れをスカートから出ない様に短くした。きっと後輩は、スカートの赤い裏地が出ていると勘違いしたのだろう。
(こんなものを締めていることがバレたら、もう生きていけない…)
今日、締めている前垂れにも、マジックでグズオの落書きがしてあった。
『今日も地下の倉庫で、久寿男さんに里恵のオマンコ舐めて欲しい』
あまりの恥ずかしさと情けなさで、里恵は声を上げずに泣くのだった。
その日は差し迫ったイベントのために、里恵の部署の全員が忙しく働いていた。倉庫とオフィスを行き来するスタッフも多く、さすがにグズオも里恵を倉庫に連れ込んで、悪戯をする暇がなかった。
嵐のように時間が過ぎて、いつのまにか時計は夜の11時をさしていた。
「お先に失礼します」
その男性スタッフが帰ると、オフィスに残るのは里恵一人になった。静まりかえったオフィスの中で、里恵は佳境に入っている資料作りに没頭し、一心不乱にキーボードを叩き続けた。
「ぎゃぁ」
いきなり耳に息を吹きかけられて、里恵が叫んだ。いつのまにかグズオが忍んできて、里恵の耳にむしゃぶりついてきたのだ。
「や、や、やめて」
里恵の制止を振り切って、グズオは耳を甘噛みして、くちゃくちゃと舌を這わせて来るのだった。グズオが耳を舐める舌使いに、背骨が震えるような快感が走った。里恵は渾身の力を振り絞って、グズオの顔を遠ざけた。
「やめてください」
そう叫んだ里恵を、グズオはへらへら笑いながら見つめてきた。
「なんだよ。いやがるなよ。本当は感じているくせに…」
「感じてなんかいません」
「嘘を言ってもだめだよ。里恵は耳をしゃぶられると、いつだってびしょびしょにアソコを濡らすじゃないか」
「変な事言わないで」
「じゃあ、何でもないなら耳をしゃぶったっていいじゃないか。ボクは里恵の耳がしゃぶりたいんだよ」
「いやです。絶対にイヤ」
「ふーん、ずいぶん強気だね。じゃあ耳は許してあげるから、キスさせてくれよ」
「いやです。そもそもここは職場で、私は仕事中です。それに誰か来たらどうするんですか」
「ボクは誰に見られても平気だよ。というかボクは里恵とキスしているところをみんなに見て欲しいんだ。里恵はボクの女だって、フロアじゅうに叫びたいんだ」
「変なこと言わないで…。そんなことされたら、わたし、もう生きてゆけない…」
「じゃあ、いいだろ。人が来ないうちに大人しく帰るから、キスさせてくれよ」
里恵は仕方なく目をつぶって、グズオの方に顔を向けた。グズオは両手で里恵の顔を挟み込むと唇をよせ、舌を出して里恵の唇をなぞり出した。そうやって丁寧に里恵の唇を舐めたあと、ゆっくりと唇をかぶせてきた。
「ほら、ボクの舌を受け入れるんだよ」
命令され、いやいやながら開いた隙間に、グズオは舌をねじ込むと、里恵の口の中を舐めまわすのだった。そして巧みに舌を絡めっとって、くちゃくちゃと音を立てて吸い上げるのだった。
「ほら、今度は里恵の番だろ。ちゃんと吸ってごらん」
嫌悪感に眉間にシワを寄せながら、里恵がいやいやグズオの舌を吸った。
「ああ、里恵、いい気持ちだよ。今度は僕に舌をちょうだい」
グズオの舌を押し返すように差し込んできた里恵の舌を、今度はグズオが音を立てて吸い上げる番だった。こうしてお互いの舌をかわるがわる吸い合う濃密なキスが、いつ果てるともなく続いた。とうとう里恵が目を開き、グズオの体を押し返した。
「もういいでしょ。満足したでしょ。早く帰って…」
「やだね。もうムラムラして、たまらないんだよ」
顔を歪めたグズオが、いきなり後ろから里恵の両脇に手を差し込んだ。そして里恵を羽交い絞めにして椅子から引きずり出すと、フロアの端にある部長の大きなデスクまで引きずっていった。
「何をするんですか。いやぁ、やめて。離して…いやだってば」
「いいから座るんだよ」
グズオは里恵を強引にデスクに乗せ上げると、素早く両方の足首を掴み、里恵をM字開脚にキメてしまった。
「ぎゃああ」
里恵はパンストを履いていないので、あそこを覆っているのは、赤い絹のフンドシだけだった。
「かわいいなぁ」
フンドシをずらすと、グズオはむき出しになった里恵の割れ目に吸いついた。そして分厚い蛭のような唇を覆いかぶせると、音を立てて嘗め回し始めるのだった。
「やだ、やだ、やだ。やめて。お願いだからやめてください」
里恵は泣き叫んだ。
「あんまり大声出すと警備員が来るよ」
「うう」
グズオの脅しに里恵が黙った。それをいいことに、グズオは再び里恵の割れ目にとりついた。そして巧みに舌を使いながら、里恵のクリトリスを責め始めるのだった。
「ううう、ううう」
グズオのツボを付いた責めに、里恵はいつものように手の甲を口に押し当てて、声をあげまいと抵抗した。誰もいない静かなオフィスの中に、まるで猫が水を飲むときのような、ぴちゃぴちゃという音だけが響いた。そして少しずつ、里恵の息遣いが荒くなっていった。
「おい、おい。もう部長の机の上がびしょびしょだぞ」
そんなグズオのからかいに、里恵は目を瞑り、ただ首をいやいやと振るだけだった。
「ふふふ、ご褒美をあげよう」
(お願い。もう許して、許して…あああ)
フンドシを脱がされた里恵は、机の端に座らされ、再び足をM字開脚に開かれた。女の肉色の溝が、丸見えになった。それはすでにたっぷりと濡れ、テラテラと光っていた。
(よし、いいぞ。まずは口でいかせてやる)
グズオはさらに里恵の股間にむしゃぶりつき、一番敏感な肉芽を唇で挟むと、軽く吸い上げながら舌で転がしてやった。このやり方が里恵のツボであり、どんなにいやがっている時でも、最後には狂ったようによがりだすのだった。
「いやあああ、いやああ、もうやめて…お願いです。あああ、おかしくなっちゃう」
案の定、里恵は両足をぶるぶると震わせて、あっけなく絶頂へと追い上げられてしまった。
「里恵、いったんだね。かわいいよ。今からハメて、あげるからね」
そううそぶくと、グズオは下半身をむき出しにして、固くなったもので、里恵を一気に貫いた。
「やぁぁぁぁぁぁ」
(やったぞ。里恵をオフィスで犯してやった。もう離さない。お前はボクのだけの女だ)
たけり狂ったように腰を使ったグズオは、我慢できずにどくどくと自分の性を里恵に注ぎ込むのだった。
「ううう、ひどい、ひどすぎます」
そう泣きじゃくる里恵の顔を手で挟むと、グズオは再び、ねちっこいキスを始めるのだった。そしてブラウスの胸元を開き、ブラを押し上げて、それまで服の下に隠れていた乳房をむき出しにしてしまった。
「ああ、里恵のオッパイ、いつ見ても素敵だよ」
グズオは両手でオッパイをやわやわと揉みながら、乳首にむしゃぶりついた。そうしているうちに、里恵を貫いたままになっていたグズオのソレに、再び力が漲ってきた。
「ああ、たまらないよ里恵。お前となら、ボクは何度だってできるんだ」
グズオは貫いたまま、里恵を机の上に押し倒すと、再び狂ったように腰を打ち付けるのだった。里恵はガーターで吊った黒いストッキングに包まれた足を、あろうことか天井に向けて伸ばすという恥ずかしい恰好で、組み敷かれてしまった。
(いやだ、いやだ。こんな恥ずかしい姿を見られたら、もう、私、生きてゆけない)
あまりの恥ずかしさに飛びそうになる意識の中で、里恵はこれ以上ないみじめな辱めに体を震わせるのだった。
こうして数回の放出を下の唇で受け止めた後、素っ裸に剥かれた里恵はグズオの座る皮椅子の前に跪き、お掃除フェラを強要された。今、自分の中で出し終わったばかりのヌルヌルのソレを上の口に咥えると、里恵は唇でしごくようにして綺麗に舐めとっていった。
「だいぶお掃除が上手になってきたな。あと、部長の机や椅子もべとべとに汚れちゃってるな。いくら気持ちがいいからって、里恵はよがり汁を出しすぎだよ」
グズオのあからさまなからかいに、里恵はしくしくと泣きながらしゃぶり続けた。顔を前後させる動きに応じて、里恵の大きな乳房も揺れた。それはプリプリと弾むようにリズミックな動きで、たまらない色気を発していた。我慢できなくなったグズオは、しゃぶらせながら、里恵の乳房に手を伸ばし、やわやわと揉み込むのだった。
「どうだ。しゃぶりながらオッパイをまれると、気持ちがいいだろ」
里恵はからかいに応えず、無言でしゃぶり続けた。
「よし、お掃除できたな。あとは椅子や机もちゃんと、全部拭いとけよ」
そういうとグズオは立ち上がって身づくろいし、オフィスから出て行った。
残された里恵は自分のハンカチで、部長の皮椅子を綺麗にふき取った後、床に落ちた赤いフンドシを拾い、自分の手でそれを締め込んだ。誰もいないとはいえ、オフィスに素っ裸で赤いフンドシを締めた姿で取り残された里恵は、恥ずかしさと、みじめさで、しくしくと泣き続けるのだった。