ゴールデン・ウィークに行われた大規模な展示会が終わると、季節は梅雨へと向かい、里恵たちの仕事も一段落した。そろそろ冬のシーズンに向けて仕込みが始まる時期だが、6月はちょうど端境期にあたり、一年の内で比較的ゆっくりできる月だった。部内でも早めの夏休みをとるものもあり、オフィスは閑散となる日が多くなった。
そんな中、里恵はグズオの部屋に連れ込まれるようになっていた。
初めてグズオの部屋に行ったとき、都心の高級住宅街にあるマンションの立地のよさと洗練された外観に、里恵は驚かされた。グズオの部屋は6階の角部屋で、8畳の寝室と20畳ほどのリビングがある1LDKだった。南向きの部屋は明るく、バルコニーが広く、L字型に部屋をかこっていた。
(なんでこんなにいい部屋に住めるんだろう?)
いぶかしむ里恵は、部屋の様子を見てさらに驚いた。リビングの大きな壁に、等身大の里恵の写真が貼ってあるのだった。その写真は里恵も記憶がある、商品の野外撮影の時にとったスナップで、椅子に座った里恵が無邪気に笑っている。ただ問題なのは椅子に座っている里恵のミニスカートの中のパンティが丸見えになっていることだ。
「…」
あまりの恥ずかしさに里恵は赤面した。
「どう、いい写真だろ。これ大きくするのが大変だったんだよ」
確かによく見ると、その写真は、A4サイズの写真を貼り合わせて作ったものだった。写真の中の里恵はジャケットを脱いでいて、軽く組んだ腕が、タンクトップの胸を持ち上げている。偶然にも、その大きさを強調するようなポーズをとっているのだった。
「いつもは寝室に飾っているんだけど、今日は里恵がくるからリビングに出しておいたんだ。ボクはこれを見ながら、毎日オナニーしているんだよ。でも最近は本物の里恵とエッチできるから、オナニーはお休みしているけどね」
グズオは恥ずかしげもなくそう言い放つと、写真の前に立ち、写真の中の里恵のスカートから覗いているパンティの三角地帯を指でなぞり出した。
「やめて」
「そんなに怒るなよ。男ならだれでもここを触りたくなると思うよ。オッパイだって、なでなでしたくなる」
そういってグズオは指を写真の胸に移し、そこに円を描くようにしてなぞるのだった。
「やめて、やめて。やめてください」
里恵はグズオに突進すると、腕をつかんだ。
「なんだよ。写真じゃなくて、本物を触って欲しいのかい?」
「そんなわけないでしょ」
里恵が強く言い放つと、間髪を入れずピンタが飛んできた。
「さっきから、えらそうな口をきくんじゃないよ。素直に里恵を触ってくださいってお願いしろよ。そうじゃないともう一発お見舞いするぞ」
鬼の形相に豹変したグズオの勢いに、里恵は完全にのまれてしまった。
「…里恵を、…触ってください」
そう言いながら、里恵の頬に涙がつたった。
「仕方がないなぁ。じゃあ、揉んでやるよ」
グズオはそう言うと里恵の胸に手を伸ばし、服の上から乳房を鷲づかみして、ひねるように揉みあげるのだった。
「痛い」
「痛いくらいに強く揉まれるのが好きなんだろ」
図星をつかれて里恵は黙った。
(グズオの言う通り、私はマゾなのかもしれない)
そう思うと情けなさに涙が出てきた。
散々、乳房を弄ばれた後、寝室に連れ込まれた里恵は、ベッドの端に座ったグズオの前に立たされた。
「さあ、これから何をするか分るよな」
「…」
「バカ野郎、セックスするに決まってるだろ。ちゃんと口に出して答えないと、ひどい目に合わせるぞ」
「ごめんなさい。これからセックスをします」
里恵の口にした答えに、グズオが笑った。
「おいおい、職場のみんなの憧れの里恵さんが、これかからセックスするんだって。今の台詞をみんなに聞かせたいなぁ」
里恵は黙って、唇を噛みしめた。
「じゃあ、早速、裸になってもらおうか。最初にスカートを脱いでから、上を脱ぐんだ。順番を間違えるなよ」
言われたとおりに里恵はスカートを脱ぐと、ニットの丸首シャツ、その下に重ね着していたTシャツを脱いだ。里恵はあっという間にガーターベルトで吊った肌色のストッキングと赤いフンドシ、そして上半身は白いブラジャーだけという格好になった。
「あいかわらずいい胸しているな。そういえば里恵は何カップなの?」
「…」
「答えたくないならいいよ。ブラジャーひん剥いてタグで確かめるから」
「やめてください」
「じゃあ、答えろよ」
「…Fカップです」
「そうやって素直に答えれば、いいんだよ」
グズオは満足そうに舌なめずりした。
「里恵はいつ頃から、オッパイおおきくなったの?
「…多分、中学生くらいから」
「へぇー、じゃあFカップになったのはいつ?」
「高一くらいです」
「なあ、学校で着替える時に、クラスの女子にオッパイ触らせたりしただろう」
「…はい」
グズオのあからさまな質問に、里恵は恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら答えるのだった。
「そうだよな。里恵のオッパイは綺麗だから、女だって触りたくなるし、先輩の触らせてっていうのは、女子高あるあるだよな。じゃあ、その自慢のオッパイを早く見せてくれよ」
里恵は目を伏せると背中に手を回し、ブラのホックを外した。その瞬間に乳房が開放されてブルンと震えた。
勢いよくブラを外したものの、里恵は急に恥ずかしくなって、乳首を見られまいと、乳房を両腕で抱える様にして隠した。その仕草をグズオは見逃さなかった。
「大事なところを隠してないで、さっさと見せるんだ。手を下ろしなさい」
里恵はおずおずと気をつけの姿勢をとった。手を離したことで大きな乳房があばらの上で裾野を広げたが、全体の形は崩れずに円錐を保っていて、乳首はツンと上を向いていた。
「よーし、いい子だ。下はボクが脱がしてやろう」
グズオは里恵の間に跪くと、嬉々としてストッキングを脱がしていった。そして生足になった里恵の太腿を手のひらで撫で始めた。
「ムチムチして、いい太腿だね。少し足を開いてごらん」
恥ずかしさのあまり里恵が固まっていると、グズオは太腿をぴしゃりと叩いた。
「股を開くんだよ!」
(やめて。叩かないで)
里恵は観念してゆっくりと股を開いた。その股の間に無理やり顔を突っ込むと、グズオは真っ白な内腿にキスをした。そして口を思いっきり開くと、柔らかい内腿をほおばって甘噛みて、キスマークをつけるのだった。
「里恵はぼくのものだよ。誰にも渡さないからね」
そういいながら、グズオは里恵の太腿を唾液だらけに汚しながら、次々とキスマークをつけていくのだった。
「もうやめてください」
あまりのしつこさに、里恵が音を上げた。
「ごめん、ごめん。里恵も我慢できないんだね」
グズオはそういうと、フンドシをゆっくりと外すのだった。
こうして跪いているグズオの目の前に、里恵の恥ずかしい茂みが丸見えになってしまった。
「ふふふ、かわいいよ」
グズオはそこに両手をあてがうと、左右に開くように押し上げた。
「いや、あああ」
恥ずかしさのあまり、里恵がうめいた。押し上げられたそこは左右に開かれてしまい、肉色のそれが丸見えになった。グズオは舌で唇を湿らすと、里恵の肉色にむしゃぶりついた。そしていつものように、リズミックに顔を上下させて、里恵が我慢できなくなる刺激を与えていくのだった。
「もう、許してください」
里恵が震えながら前かがみなって、グズオの肩につかまった。両方の太腿は、少しでも刺激を和らげようと内股になっていて、グズオの顔を締め付けていた。
「あああ、こうやって里恵の太腿に挟まれるのが、ボクは大好きなんだよ。里恵、かわいいよ。たまらないよ」
里恵の羞恥心を言葉であおりながら、グズオはわざと大きな音をたてて、そこを舐め続けるのだった。
「里恵はオッパイも綺麗だけど、お尻もそそるよね」
ベッドの上に全裸で腹ばいなった里恵を眺めながら、グズオは手の指をそよがすようにして、そのお尻を撫でた。キメが細かく抜ける様に白い里恵のお尻は、背中と太腿の間で球形に盛り上がっている。その丸みにたまらなくなったグズオは、片手で思いっきり里恵の尻を叩いた。
「ぎゃあ、痛い。何もしていないのに、どうしてぶつの」
「あまりにもいい尻だから、叩きたくなるんだよ」
「ひどい」
それから二度、三度と、グズオは里恵の尻を叩くのだった。
「痛い、痛い。もう許してください」
グズオの容赦ないケツ・ピンタで、里恵のお尻は真っ赤に色付いてきた。
「これから絶対に言うことをきくんだぞ。もし逆らったらもっとぶつからな」
「分かりました。言うことを聞くからぶたないで」
里恵は半泣きで、グズオにあやまるのだった。里恵が服従を誓ったところで、グズオは左右の手を里恵のお尻にあてがって、左右に割り開いた。セピア色に絞り込まれたアナルが丸見えになった。
「どうだ。お尻の穴がまるみえだぞ」
「やめてください。…いや、そんなとこ、見ないで」
「ふふふ、見ないどころかこうしてやる」
グズオは里恵のアナルに唇をかぶせた。
「いやぁ、やめて。そんなとこ、舐めないで」
初めてアナルを舐められる異様な感覚に、里恵は身もだえした。
「さてと、今日から里恵は2泊3日でここに泊まるから、その間に、里恵を訓練しなくちゃね」
「何をするんですか」
「うるさい。だまってろ」
そして里恵はベッドに腹ばいのまま、大きく股を開かされた。その太腿の間にグズオが座るのが、気配で分かった。
(この人、なにする気?)
その瞬間、異様な感覚でアナルに異物が押し入ってきた。
「やだ、痛い。やめて」
「大丈夫だよ。もうすっぽり収まってる。痛くないだろ」
「何を入れたんですか」
「これを見てごらん」
里恵の目の間に、頂点が丸くなっている円錐形の異物が現れた。
「これはね。お尻の穴を拡張するプラグなんだよ。いま里恵に入れたのは一番小さいやつなんだ。これから根元の締まってる部分が少しずつ太いものに取り換えていって、里恵のお尻の穴を開発していくんだよ」
「やめて。やめてください」
「そんなこといったって、もう咥え込んでるじゃないか」
グズオが里恵の尻に埋まっているプラグを指ではじいた」
「ひぃ」
体内に響く異様な感覚に、思わず里恵が声を上げた。
「さあ、いつまでも寝てないで、起きるんだ。プラグはシリコンで出来てるから動いても痛くないし、お尻から出てる部分は広がっているから、プラグがお腹の中に埋まって取れなくなることもない。だから安心して歩いてごらん」
「できません。無理です」
里恵は異物を入れられた恐怖で、動けなくなっていた。
「まったく世話が焼けるね」
グズオは里恵の二の腕をつかむと、強引にベッドから引きずり出した。
「さあ、晩御飯の買い物にいくよ」
そういって、グズオがにやりと笑った。
異物を咥えさせられているお尻の感覚には慣れてきたものの、里恵は恥ずかしさにドキドキしていた。買い物に行くためにグズオが用意した服は、薄手の花柄のワンピースで、里恵はノーパン、ノーブラでそれを着させられているのだ。気のせいか、さっきからすれ違う全ての男性が、里恵の体を舐め回すように見ている気がした。泣き出したい気持ちで、里恵はグズオの後に従って、スーパーの中に入っていった。
もう日が暮れて暗くなっている外とは違い、店内は異様に明るかった。里恵は生地を押し上げている乳首が見えない様に、前に腕を組んで歩いた。しかしそうすることで、二の腕が乳房を押し上げてしまい、かえって巨乳であることを目立たたせていた。さらにワンピースのスカート部分が、歩くたびにノーパンの下半身にも張り付き、ヒップラインが露わになった。それは肉感的で、卑猥な想像をそそる曲線で、すれ違う男たちの視線を釘付けにした。羞恥心で頬を真っ赤に染めながら、里恵はスーパーの明るい照明の中でさらし者にされたのだった。
部屋に戻ってから、3時間ごとにアナルプラグを少しずつ大きなものへと取り換えながら、里恵はグズオと愛し合わなければならなかった。最近のグズオのお気に入りは、里恵が上に股がる騎乗位で愛し合うことだった。しかもグズオが要求するのは、腰を使ってグズオを追い上げながら、里恵自身も自分の股間に手を当てて、オナニーをしなければならないというものだった。
右手で体を支えながら、左手を股間に伸ばして敏感な突起を探り出し、里恵は自分のペースでそれを弄るのだった。
(もうだめ。こんなことしてたら、頭がバカになっちゃう)
凄まじい快感にさらされながら、里恵は恥ずかしいくらい濡れまくった。
こうして犯されまくった挙句、里恵がようやく家に帰れる日曜日の夕方、最後のおぞましい儀式が待っていた。まずベッド上で腹ばいになった里恵は、猫が伸びをするように、お尻を上に突き出すポーズをとらされた。
「ほらもっとお尻を上げて、股を開くんだよ」
グズオの命令で、里恵はアナルが丸見えになる姿勢をとらされるのだった。
「何をするんですか」
突然、むき出しのアナルに冷たいジェルが塗りこまれた。
「いいから、いいから大人しくいい子にしてろよ。…ほら、いくぞ」
グズオがギンギンに固くなったそれをアナルにあてがった。ようやくグズオの企みに気付いた里恵が大声を上げた。
「やめて。尻はいや。止めてください…助けてください…あああ、痛い」
泣きじゃくる里恵を無視して、グズオは腰をゆっくりと突き入れた。肉の門が開き、そこがグズオを全て飲み込んだ。
「ああ、たまらないよ。お尻の処女はボクがもらったんだね。里恵可愛いよ。これからはお尻も可愛がってあげるからね」
グズオはゆっくりとピストンを開始した。
(やめて、お願い。もうおかしくなっちゃう)
「ひぃ、ひぃ、ひぃぃ…」
グズオの動きに合わせて、里恵はこらえ切れずに異様な声を上げるのだった。