3.バスルーム

地獄待ちの玲子

裸の玲子と2人きりで明るいバスルームに入った。今しがた中だししたばかりとはいえ、健二は玲子に全裸を見られるのが少し恥ずかしかった。発射し終わった健二のそれは、完全に萎えてはいなかったが、うなだれている状態で、それが玲子に屈服したように思えて、気恥ずかしかった。健二はシャワーも早々に、玲子が手回しよく溜めてあった湯舟に逃げ込んだ。全裸の玲子は体を隠すことなく、シャワーをひねると、立ったまま頭を後ろに反らすようにしてお湯を浴び始めた。ぴちぴちの若い女の体が、お湯をはじく。髪を伝って背中に流れたお湯はいくつかの流れに分かれて、ぶるんと飛び出したお尻に伝わっていく。そして張りのある太腿、脛と女らしい曲線を描く体に沿って流れていくのだった。
ひとしきりお湯を浴びた後シャワーをとめると、玲子が湯舟に体を向けて、髪の毛を両手で後ろに撫でつけながら全裸の自分を晒してきた。あばらが薄く見えるほど痩せている胸に、小ぶりながら存在感のある乳房の膨らみが、妙にいやらしかった。その頂には小さくてピンク色の乳輪が上向きについていて、乳首がすまし顔で固くしこっていた。縦長のお臍から下腹にかけては抜ける様に白くキメの細かい肌で、男なら誰でも思わず撫でまわしたくなるような風情だった。そしてその下には、小さな逆三角形にはえそろった陰毛がお湯を弾いて小さな水滴を滴らせている。そこは思ったほど濃くはなく、奥にある女の狭間が透けて見えた。
「ああ、気持ちよかったね」
屈託なく笑いながらそういうと、玲子がバスタブに入ってきた。バスタブの縁をまたぐとき、座っている健二からは玲子の肉色の女の狭間がチラリと見えて、それが異様にエロかった。
「ねぇ、どんなだった?」
「何が?」
「何がって当たり前じゃない、私のエッチはどうだったかってこと」
あけすけに聞いてくる玲子に、健二はどぎまぎした。
「よかったよ。とても…」
「ふふふ、そうでしょ。健二もよかったよ」
玲子は当たり前のように呼び捨てにすると、健二の股間に手をのばしてきた。そして健二のソレをにぎると、やさしくしごき始めるのだった。
「やっぱりね。健二は強いよ。もう固くなってきた」
玲子がにっこりとした。
「そりゃ、刺激されれば誰だって固くなるよ。当たり前だよ」
「それで、またしたくなったでしょ?」
「ええっ…」
「無理して我慢しなくていいよ。私が色々してあげるから、ちょっと湯舟の縁にすわってみて」
玲子は健二を無理やり湯舟の縁に座らせた。湯舟につかっている玲子の目の前に、健二のものがさらされた。それは既に半立ちになっていた。
「ふふふ、かわいいね」
玲子は片手で根元を握ると、いきなり顔を近づけて、その先っぽを唇でくるむようにしてキスをした。そしてつるりと口の中へ呑み込んでいくのだった。
「あああ…」
あまりの快感に健二がうめいた。玲子の生暖かくてヌルヌルとした口の中の感触が心地よかった。
玲子は上目使いで健二をみながら、それを喉の奥まで呑み込んでいった。そしていっぱいまで呑み込むと、今度は一転して軽く吸い込みながら唇でしごきながらゆっくりと吐き出すのだった。
とんでもない気持よさに、健二が震えた。その様子に咥えたまま笑顔になった玲子は、同じ動きをゆっくりと繰り返すのだった。
(おい、こいつはプロか?気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだ)
玲子の極上のフェラ・テクに、健二はぎんぎんになって、早くもイってしまいそうだった。
「おい、まずいよ。出ちゃうよ…」
玲子が上目使いの表情でOKのサインを出した。そして早く出してと言わんばかりにスピードを上げて、激しく口でしごいてくるのだった。
「うぉぉぉぉ」
健二はたまらなくなって、あっけなく玲子の口の中で果てた。全てが放たれたことを感じると、玲子は唇で締めながら、つるりとそれを吐き出した。そして口の中のものを飲み込んでしまった。
「おいしいよ。お掃除もしてあげるね」
そう言うと玲子は再び咥えて、丁寧に吸い上げた。
(そんなことまでしてくれるのかよ)
健二は恍惚となって、縁から滑り落ち、湯舟の中へへたり込んだ。
「2発出したから、あと最低5発だね」
玲子が悪戯っぽく言った。
「もう無理だよ。これ以上はたたないよ」
「嘘ばっかり」
玲子は再び健二の股間に手を伸ばし、それを握りしめた。
「ねぇ、キスしたいの。キスしてよ」
玲子はお湯の中で大きく股をひらくと、健二の太腿の上に乗りあがった。そして首の後ろに腕を回して、健二に密着した。乳房がぴたりと貼りついてきて、それはなんともいえない心地よさだった。
「いいでしょ」
囁くようにそういうと、玲子は軽く舌なめずりして、健二に唇をかぶせてきた。すぐに玲子の舌が侵入してきて、健二の口の中を動き回った。その挑発に耐え切れず、健二はゆっくりと玲子の舌を吸ってやった。
「ううううう…」
玲子はうめきながら体をくねらせ、首に回した腕に力をこめて、さらにまとわりついてきた。
お返しとばかりに、今度は健二が玲子の口に舌を差し入れる。するとその動きを封じる様に、玲子は舌を絡めてきた。まるで、玲子の口の中に別の生き物がいるかのようだった。
(こいつ、キスのテクニックも凄い)
そう思いながら、健二は再び力が漲ってくるのを感じた。
「ねぇ、おっぱい舐めてよ」
玲子が少し体の距離をとると、伸びあがって、健二の口元におっぱいをさらしてきた。
健二は左手をおっぱいに伸ばすと、それをやわやわと揉みながら、反対側のおっぱいの頂に口づけした。そして可愛らしい乳輪を口の中にほおばると、舌で乳首を転がしてやった。
「ああ…、いいの、すごくいい。健二、上手だよ」
体を上下に揺するようにして、玲子が悶えた。その反応に応えるように、健二は乳首を吸いながら、もう一方のおっぱいを揉みあげた。手に張り付き押し返してくるような弾力が、健二を興奮させるのだった。
「ああん…おっぱい感じる。すごく気持ちいい…」
興奮してきた玲子は、片手で健二の股間をまさぐるとそれを握りしめ、自分の股間へとあてがった。それはすでに十分固くなっていたので、玲子の女の中へとツルリと潜り込んでいった。
「はああああああ」
ひときわ高い声をあげて、玲子が健二を根本まで咥え込んだ。
(ああ、ぴったりと吸いついてきて、本当に気持ちがいいなぁ)
そんな健二の気持を見透かすように、玲子はゆっくりと動き出した。それは腰を上下させる動きではなく、下腹をくねらせるようにして腰を前後に滑らせ、玲子の女を健二の太腿にこすりつけるようにして刺激を与えてくるやり方だった。
(スゴイ、腰使いがたまらない…)
まるで別の生き物のようにうねる腰が、健二に刺激を与えてくる。それは今まで味わったことのない擦られ方で、あっという間に健二は追い詰められていった。
「うううん」
玲子がよがりながら、舌を吸い上げてきた。その圧力に負けない様に健二が舌を引き抜くと、玲子の舌が追いかけてきた。それを思いっきり吸ってやる。痺れるような感覚が全身に走った。、折れるほど強く抱きしめたまま、健二は玲子の中にどくどくと注ぎ込んだ。
「あああん、あああん、いいの。もっとちょうだい、全部ちょうだい」
絶頂に追い上げられた玲子のよがり声が、バスルームに響いた。

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