7.恥辱の石膏

囚われの真弓

プールの帰り道に道也にさらわれた真弓は、この間強姦されたペントハウスに連れ込まれ、そこで道也と一緒に暮らすことになった。
驚いたことに道也はそのビルの所有者であり、その他にもいくつかのビルを持つ大金持ちだった。もともと資産家のひとりっ子として生まれた道也は、大学生の頃に飛行機事故で両親を失い、親の財産を受け継いだのをいいことに、定職につかずに遊び歩いていたのだ。暇つぶしに覚えた手品を操って、あちらこちらの遊び人パーティーに出没しては、若い女性をあさるゲス男、それが道也の正体だった。道也に犯された女性たちの中には、ことのあとに上手く言い含められ、道也が出資しているアダルトビデオのプロダクションから、AV女優としてデビューするケースすらあった。道也はまさに趣味と実益を兼ねる鬼畜だったのだ。そんな道也が今回手に入れた真弓は、めったに巡り合えないであろう上玉の中の上玉であった。今まで夢に見てきたような美貌と豊満な体を持つ真弓に、道也は夢中になっていた。手に入れた宝物を毎日弄ぶという、道也にとってまさに極楽の暮しが始まったのだった。
一方、囚われた真弓は、心の中で何かが切れてしまい、道也に逆らう気力すら失っていた。昼夜を問わず体を求めてくる道也に、真弓はまるでお人形のように感情を出さずに応じるのだった。唯一真弓が感情を表すのは、道也のしつこいセックスによって女の本能を呼び起こされた時で、その時が来ると真弓は憚ることなく喜びの声を上げて、全身を震わせるのだった。
「だめ。いやぁ。…やめて」
いつも否定の言葉を口にすることから始まって、真弓はいつしか高みに追い上げられていき、我慢しきれずに恥ずかしい姿をさらす。そんな真弓を見たいがために、道也はありとあらゆる性技を駆使して、真弓の体を弄り回すのだった。例えばベッドの中で、いつものようにキスから始めた道也は、真弓の口の中に舌を差し入れ、たっぷりとその温かさを味わう。真弓の唾液をすすりながら、道也はしつこく真弓の口の中を嘗め回すのだ。
「ほら、真弓も舌を出して」
真弓のふっくらとした唇の間から肉色の舌が現れると、道也はそれにしゃぶりつき、何度も何度も吸い上げる。そこから始まり、道也の舌が真弓の体中をはいずりまわるのだ。喉から顎にかけてスベスベとした首を嘗め回し、両方の耳をふやけるほどしゃぶり尽くす。やがてその舌は鎖骨を伝い、真っ白な胸の膨らみへと降りていくのだった。両手で乳房を包み込み、やさしく揉みあげながら左右の乳首に交互にむしゃぶりつく。それは道也にとって、興奮をどんどん高めていく行為だった。
肋骨が左右に分かれる間に、真弓の腹が広がっていく。臍を中心にしてパンティ・ラインのギリギリまで、道也は真弓の腹を舐めることが大好きだった。道也のしつこい舌に興奮を無理やり呼び起こされ、徐々に乱れていく呼吸で、真弓の白い下腹が静かにうねり始る。その体温とうねり、すべすべした肌を味わうのは格別だった。
あえて一番肝心な場所を飛び越えると、道也の舌は真弓の足を舐め上げる。すべすべした内腿や、かわいい膝っ小僧を丹念に舐めてやると、さらに真弓の息遣いが荒くなり、少しずつため息を漏らし始めるのだった。ふくらはぎ、そして特に膝の裏側には隠れた快感スポットがあり、そこに口づけして舐めてやると、我慢しきれなくなった真弓が声をあげ始めるのだ。
「はぁ…、はあああん、はぁ…」
そして足の甲まで進んだ道也の舌先が、真弓の足先をとらえる。それぞれの指を口に含み、丹念にしゃぶり始めるのだ。
「あん、だめぇ。いや。あああ…、あん」
ここに至ると、真弓は言葉を口にし出して、ようやく女の本性を見せ始る。それは道也にとって、愛しく可愛い恋人そのものなのだった。道也は真弓の両膝の後ろに手を差し込むと、そのまま持ち上げ、まるで赤ん坊のオシメを替える時のように真弓の体を二つ折りにしていく。それは大股開きの間に顔を出すという、女にとってはこの上なく恥ずかしい姿勢だった。そうしておいて、道也は真弓の顔を見ながら、真弓のアソコを飽きるまで舐め回すが大好きなのだ。この姿勢に決められると、真弓は必ずべそをかいた。
(見ないで。お願い、見ないで)
絶対にかなわない言葉を心の中でとなえながら、真弓はしくしくと泣く。それは何度やられても、決して慣れることのない恥ずかしい恰好だった。道也は腰を巧みにつかって、既にたけり狂っているソレを真弓のアソコにおしあてると、ずぶりと差し込んでいく。そしてゆっくりとストロークを開始していくのだった。
「ぼくの可愛い真弓。一杯愛してあげるから、早くぼくの子供を産んでくれよ」
「いやです。あなたの赤ちゃんなんか生みたくない」
さすがに妊娠を言い出されると、真弓も抗い始める。しかしこの部屋で初めて犯したときから道也は生で真弓の中に押し入り、そのたびにたっぷりと性を注ぎ込んできたのだ。
「ああ、ダメだよ、真弓。そんなに締めたら、すぐに出ちゃうよ」
「いやよ。締めてなんかない。お願いだから出さないで」
「嘘を言ってもダメだよ。真弓の下の口は、おれに食いついて離れないよ」
道也はそう耳元でささやくと、激しく抜き差しして、痺れるような快感の中で、中だしするのだった。
「いや、いや、いや」
口では拒みながら、真弓は体の中に道也のソレを注ぎ込まれると、震えながら絶頂を迎えるのであった。
そして行為の余韻が静まったころ、真弓は風呂場につれて行かれる。そこでまずやらされるのが、口でのご奉仕だ。ぬらぬらと光っている道也のソレを真弓は口に含み、しごくようにしてぬめりをとって綺麗にしなければならない。その後、二人でシャワーを浴びて、体を洗いっこする。道也の後ろに回った真弓は背中を流し、ボディ・ソープを泡立てると、素手で体を洗っていく。とくに股間にはたっぷりと泡をつけ、両手であやすようにやさしく洗わなければならなかった。洗い終わると今度は攻守が入れ替わる。道也が泡を付けた素手で、真弓の体を洗っていく。それは洗うというより愛撫に近かった。特に乳房は入念にマッサージする。泡の中でつるつる逃げ惑う乳房を、道也はこねるようにして揉みしだいていくのだ。そして一番恥ずかしい行為が始まる。M字開脚した真弓のアソコを正面から見据えると、道也は指先でソコを丁寧に洗っていくのだ。仕上げは中指に石鹸をつけて、アヌスを指先でなぞる。そしてゆっくりと指先を沈め、ぐりぐりと指を回しながらその中まで洗うのだった。このような風呂場の儀式が、1日の中で、3回、4回と行われた。
真弓が手品師だと思いこんでいた道也は、プー太郎以外にイラストやデザインの仕事にも携わっており、毎日、3、4時間は大きなデスクに向かって作業をしていた。そんな時でも、道也は片時も真弓を離さなかった。
「こっちに来て、ご奉仕してくれよ」
そう命ぜられると、真弓は机の下に入り、道也の股の間に座り込むのだ。そしてむき出しになった道也のソレをほうばって、ご奉仕を始めなければならなかった。
「あああ、いいよ、真弓。もうたまらないよ」
顎が痛くなるほどしゃぶり続けると、道也は真弓の口の中にドクドクと性を放つ。それを口で受け止めた真弓は、一滴の残らず飲み下し、さらにそれが綺麗になるまでちゅうちゅうと音を立てて吸い上げなければならなかった。
食事をするときも、入浴するときも、ソファでくつろぐときも、真弓はまるで肉人形のように無表情で、そんな真弓を道也は面白がって弄り回すのだった。
「準備ができたよ」
リビングには畳1畳ほどのビニールプールがしつらえてあり、中には白濁し、どろどろになっているゲルが満たされていた。真弓は命じられるままに、その中に下半身を沈めた。
「もっと股を開いてごらん」
言われるがままに少しがに股になって股を開くと、真弓はプールのふちに背を持たせて、ぼんやりと天井を見つめた。やがてゲルがかたまり、道也がそれを丁寧に体からはがしていった。こうして真弓の下半身の型がとられた。その型に石膏を流し込み、道也は真弓の下半身像を作っていった。
ボリュームのあるお尻と程よくむちっとした太腿。カモシカのように細く長いすね。毎日口に含み、舐っている可憐な足先。それらは真弓の全てを物語っていた。
「我ながらよくできたなぁ」
バリが出ているところを丁寧に削りながら、像全体をスベスベに磨いていく。そして最もなまめかしい石膏の股間のふくらみ。真弓のぷっくらとした女唇とその奥を覗かせている部分を、道也は肉色で色付けしていった。真弓を犯したときに撮影した、股間をアップにした画像をプリントアウトし、それを見ながら丁寧に本物と同じように色付けしていく。さらに真弓の部屋で剃毛した時のヘアを取り出すと、画像をみながら、1本、1本植えてくのだった。こうして出来上がった下半身像は、真っ白な石膏のお尻や足に、その部分だけがリアルに植毛され、本物と同じリアルな色に縁どられて、ぱっくりと口を開けていた。この世で一番なまめかしい出来栄えだった。
「ああ、もう我慢できないよ」
石膏像で興奮の極みに達した道也は、真弓に襲い掛かった。そして気のすむまで、何度も何度も性を放つのだった。

error: 右クリックは使用できません。