5.破瓜…処女喪失

からめとられた百合花

ホテルのスイート・ルーム、その間接照明の中で剛田は百合花の裸の立ち姿を心行くまで楽しんでいた。命ぜられるがままにブラジャーとパンティだけの姿になった百合花は、恥ずかしそうに肩をすぼめて立っていた。右手で股間を覆い、左手で抱えるようにして胸を覆う。それが百合花に許された抵抗だった。恥ずかしさと恐怖で、今にも泣きだしそうな百合花の周りをゆっくりとまわりながら、剛田は彼女の裸を視姦するのだった。
「ブラを外してごらん」
もう逆らうことが叶わないと悟った百合花は、目を伏せると、ゆっくりと背中に手を回した。背中のホックがはじけると同時に、それまで締め付けられていた胸が小さく揺れて解放された。そのまま肩ひもを外すと、百合花は片腕でブラジャーを握りしめ、もう一方のあいた腕でこぼれそうな乳房を覆い隠した。皮肉なことに、腕が下から支えるように乳房を持ち上げる格好となるので、乳房の膨らみがより豊満に盛り上がってしまうのだった。まるっとした二つの膨らみが、深い谷間をつくる。あまりのいやらしさに、剛田はつばを飲み込んだ。
「ブラをこっちによこしなさい」
そう命じた剛田は、百合花からまだ生暖かいブラジャーを受け取った。そしてやにわにカップの内側に顔を埋めると、音をたててその匂いを嗅いだ。
「やめてください。そんなことしないで」
百合花が涙声で懇願してきたが、剛田はそれを無視して、ワザと音を立てながらブラの匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。むせかえるような甘い女の香りが、剛田の鼻腔に溢れた。
「いい香りだ。若い女の甘い香りがするよ」
そういうと剛田はブラを丹念に調べ、百合花の胸のカップ数を確認するのだった。
「ふふふ、Eカップか。まさに美巨乳で男をそそる大きさだな。さあ、もったいつけないでお前の可愛いオッパイをみせておくれ」
剛田の命令に、百合花がゆっくりと胸を覆っている腕を外した。ついにしずく型の、ぷりっと上向きに反り返っている乳房が丸見えになった。生れてからずっと日の光にさらされることのなかったその部分は、抜けるように白く、その頂には薄ピンク色の初々しい乳輪が花開いていた。そして小さな乳首が、生意気そうに上向きなって、きりりとしこっているのだった。
「きれいなオッパイだね。今まで男にしゃぶらせたことはあるのかい?」
「…」
ぶしつけでいやらしい質問に百合花が戸惑った。
「ちゃんと答えなさい」
「…ありません」
消え入りそうな声で百合花が答えた。
「そうか。それじゃこれから、わしが毎日しゃぶってやることにしよう」
そう言って剛田は百合花に近づくと、両の二の腕を掴んで動きを封じた。そして乳房を丁寧に口に含み、舌先をつかって乳首を転がすのだった。百合花は生れて初めて裸の乳房を弄ばれる恥ずかしさと、剛田の巧みな舌使いが呼び起こす快感に、いやらしい声を上げまいと口を真一文字に閉じて堪えるのだった。そんな健気な百合花の態度が、剛田の男心をますますくすぐるのだった。
(一体どこまで我慢できるのかな?)
口の中に含んだ乳首を唾液の中で転がしながら愛撫する。時に吸い上げて、さらに甘噛みして、乳首をきゅっと引っ張る。女性経験が豊富で手練手管に長けている剛田は、しつこく口による愛撫を続けるのだった。そしてとうとう百合花が白旗を上げた。
「は、は、は…、ああん」
薄い吐息とともに隠し切れないよがり声を上げ始めるのだった。
(よしよし、いい子だ)
剛田は乳房を解放すると、後にまわって、今度は首筋を舐め上げた。何度も何度も繰り返し舌でたどりながら、同時に脇の下をとおして前に回した手で、乳房をゆさゆさと揉みしだくのだった。気が向くと親指と人差し指で乳首を挟んで、こりこりさせる。そうなると百合花は我慢できずに切ない声を上げて反応するのだった。剛田の蛭のような唇が耳たぶを探り当てる。耳たぶを甘噛みした後、くちゅくちゅと音を立てて耳をしゃぶり始めた。
「はん、もう許してください。ひぃぃぃ…」
とうとう耐え切れなくなった百合花は、本格的なよがり声を上げ始めた。
ひとしきり耳を舐めながら乳房を責めた後、剛田は後ろにまわったままで、百合花の体から手を離した。そして舌先を背骨に沿って下へと滑らせて言った。まるで電気が走ったかのように、百合花が背中をビクっとさせた。剛田はひざまずくと、いきなりパンティを引きずり下ろした。
「いやです。いやぁ」
本能的にしゃがみ込こんだ百合花を、剛田が前に突き飛ばした。前のめりになった百合花の裸の尻が丸見えになった。すかさずお尻に手をかけて割り開くと、セピア色のアナルが丸見えになった。
「かわいいお尻の穴がまる見えだぞ」
「やめて。みないで、見ないでください」
剛田は百合花の願いを無視すると、アナルに唇をかぶせ、狂ったように舐め始めた。
「やだ、やだ。そんなとこ舐めないでください。お願い、やめて」
蛭のように吸い付いた剛田の唇は、いやらしい音を立てながら、百合花のアナルを舐め続けるのだった。ついに百合花は小刻みに震え始め、やがて愛液が内腿をつたって滴り落ちた。
「どうだ。お尻の穴を舐められて、どんな感じだ?」
「…」
百合花はいやらしい問いかけに、無言で首を振り続けた。
「答えなくもいいよ。お前の体は正直だからな。もうべちょべちょに、濡れている」
そう決めつけると、剛田は百合花をベッドに引きずり上げた。そして仰向けにして、両方の足首をもつと、赤ん坊のおむつを替える様に股を割り開いた。柔らかい恥毛に続く、女の割れ目が丸見えになった。そこはしとどに濡れそぼっていた。その肝心な突起に唇をよせると、絶妙の舌使いで口の中で転がした。百合花は細かく腰を振るように痙攣して、女の悦びに追い上げられてしまった。ぐったりとした百合花を見下ろして、剛田はいよいよ我慢ができなくなっていた。急いで服を脱ぎ捨てると全裸となって、百合花に覆いかぶさるのだった。そしてギンギンに硬直した肉棒をあてがい、百合花を一気に貫いた。
「ひぃぃぃぃ」
しとどに潤んでるとはいえ、いきなり処女を破られた衝撃に、百合花が絹を引き裂くような声をあげた。根元まで一気に差し入れた剛田は、百合花を抱きしめると、その感触を楽しんだ。生暖かく、やわらかい感触が剛田の肉棒を包み込んでいた。その感触を楽しむかのように、剛田がゆっくりと腰をまわした。
「いや、いや、いやん、あん…」
ためらいがちにあえぎ出した百合花が、肉棒をやわやわとしめつけてきた。
(なんていい女なんだ。こりゃ、たまらん)
剛田は我慢できずに肉棒を抜き差しした。そしてピストンのスピードをどんどん上げて、あっというまに百合花の中に男を放つのだった。

error: 右クリックは使用できません。