さんざん乳房を弄んだスギヤマが、ようやくしず子の上から下りた。そして改めて裸に剝いたしず子の身体を、舐めまわすように見るのだった。
スカートが巻きついたウエストの下には押し潰されて行き場を失ったお尻の肉がはみ出し、豊かなヒップラインを形作っていた。長く真っ直ぐな足は、まるでフィギュアの女の子のそれのように、膝頭がどこにあるのか分からないほど完璧だった。さらになによりもスギヤマを喜ばせたのが、しず子の股間だった。無残に引き裂かれたそこには、あるべき恥毛が一本も生えていない。そしてスギヤマは知らなかったが、しず子は正真正銘、キスも男も知らない無垢の女の子だった。
「パイパンって、本当にいるんだなぁ」
スギヤマは笑ってそういうと、ベッドの足の方に回り込んだ。大股開きの中にある女の子の秘密の部分がまる見えになった。
しず子は反射的に足を閉じようとしたが、足はピクリとも動かなかった。小麦色に焼けた長い足、そのはち切れんばかりの太腿が割り裂かれ、割れ目がぱっくりと口を開けていた。ぽってりと盛り上がった唇の中に、幾重にも襞を作っている花びらが見える。しず子の場合、視界を邪魔する恥毛がまったくないために、その様子がまる見えだった。赤みを帯びた紫色のそれは、スギヤマのあからさまな視線に恥ずかしそう佇んでいた。
「かわいいなあ」
スギヤマは手を伸ばすと、人差し指でしず子の花びらをつついた。しず子がその指先から逃れようと、太腿をぴくぴくさせた。指で下から上へ撫で上げると、襞が左右に割れ、鮭肉色の洞穴が現われた。
「逃げようとしても無駄だよ。足は外れないからね」
花びらをつまみあげ、さらに洞穴をあからさまにするように左右にくつろげながら、スギヤマが言った。
「じゃあ、遠慮なくパイパンを頂こうかな」
パニックで訳が分からなくなっていたが、そこに毛がないことをパイパンと呼ぶということだけは、しず子にもようやく理解できた。スギヤマはしず子の股間に向けて柏手をうつと、お祈りするように両手を合わせて笑った。
「痛くしないで、いい気持ちにしてやるからね。いい子で大人しくしているんだよ」
スギヤマは床に置いてあったバックパックの中から、シャンプーのボトルのようなものを取り出した。ふたを開けると、スギヤマはボトルから片手のひらにドロドロした液体をたらし、それをしず子の股間に塗りたくっていった。
この男は盗難車を乗り回しながら、町々で女の子を襲う常習犯だった。そのためにスタンガンや手錠やローションまで持ち歩いているのだった。
冷たいドロドロした液体を、太腿の間でぽってりと口を開けている唇の中に潜む花びらの内側に、まんべんなく塗り込んでいく。
(やめて…キモい)
しず子は身体を震わせた。まるでお漏らしをしてしまったかのように、アソコ全体がドロドロに濡れる感覚に、しず子はどうしていいか分からなかった。
「うっ」
スギヤマがしず子に指を咥えこませた。そして慣れた動きでしず子の中に奥深くまで入り込み、指先に乗ったローションを内側の肉に塗りつけていく。興奮したスギヤマの荒い息を太腿の内側に感じながら、しず子は押し入って来る異物感と痛みに顔をしかめた。
早熟な子供が多い漁師町に育ったので、しず子は男と女の営みについてはかなりの知識を持っていた。同級生の中でも、スナックの二階に母親と二人で住んでいる栄子が一番早熟だった。
「ほら、いじると気持ちいいとこあるでしょ。そのアソコをペロペロ舐めてもらうんだって」
栄子の話に、当時、小学五年だったしず子たちは目を丸くした。
「ええ、そんなことするの」
「するよ。そうしたら、お礼に口でくわえて、舐めるんだって」
「何を?」
「男のアレだよ」
栄子は得意げにそう言いきった。
「うそー」
「本当だよ。私のぞいたことあるもん」
「どうやってやんのよ」
「男が寝るでしょ。その上に女が逆さになって寝て、男の顔に自分のアソコをおしつけながら、ペロペロしてたよ」
栄子は身振り手振りまで入れて、親切に教えるのだった。
その話を聞いた後、しず子はしばらく両親の顔をまともにみられなかった。
栄子の話は嘘ではないと思ったが、しかしそれはしず子にとって遠い未来にあることだった。中学生の自分がまさか見ず知らずのこんな男に、無理やりやられることになるとは、今まで思ってもみなかったのだ。子供だったしず子たちに男女のあれこれを得意げに話してくれた栄子は、中学生になると同時に髪を染め、今や同級生たちにヤリマンと陰で呼ばれるようになっている。
(このままじゃ、栄子みたいにヤリマンにされちゃう。やめて、アイドルになれなくなる)
「オレはやさしいだろ。こうすれば最初も痛くないし、そのうちお前も濡れてくるから、夢見心地になれるよ」
しず子にローションを塗り終わったスギヤマは、自分の腹を叩いている固く立ち上がったものにもローションを塗り始めた。
「いいだろ。オレのはデカいから、忘れられなくなるぞ」
ローションでテラテラに光ったものを揺らせて、スギヤマがしず子の足の間に陣取った。
(だめだ。本当にやられちゃう)
しず子は目をつぶった。
スギヤマがしず子の両腿をつかむと、身体全体を下へずらすようにひきずった。しず子の長い足がくの字に折れ曲がり、股間がさらに開いた。ローションで濡れて光っているしず子のそこは、つるりとした唇が口を開け、花びらも左右に掻き分けられている。だが一番敏感な部分は皮の下に顔を潜めており、まだ受け入れの準備が整っていないことを物語っていた。しかしスギヤマは身構えると、容赦なく突き破ってきた。
「ううう」
身体をこじ開けられる鋭い痛みにしず子がうめいた。
スギヤマが体重を預けるようにしず子に覆いかぶさった。筋がプチンと切れると、ローションに滑って、しず子の中にスギヤマの全てが収まった。まるで杭を無理やり打ち込まれたような異物感と強烈な痛みが走った。こうなっては例え両足が自由になっても、しず子は動けないと思った。男に打ち込まれたら最後、それが抜けるまで女は動けない。しず子はそう悟った。
「おお、キツキツだ。お前具合がいいなぁ」
スギヤマはしず子の乳房を揉みながら、激しく腰を動かしてきた。
「うう…うう…うう」
スギヤマの突き上げに合わせて、しず子は空気が漏れるように荒い息を漏らした。あまりの痛みに気を失いそうになるのを、しず子は唇を噛んで耐えた。
「その顔がたまんないなぁ。オレは無理やりやられている女の顔が大好きなんだ」
スギヤマはにこにこしながら、ガンガン腰を突き上げてきた。
(やめて、もう分かったからやめて)
苦痛に顔を歪めながら、しず子は少しでも痛みをやわらげようともがいた。
「チュウしてやるよ」
スギヤマの唇がせまってきた。しず子は懸命に顔を振って、その唇から逃げ回った。激しい抵抗に唇を諦めたスギヤマは、今度は首筋や耳を舐めまわしてきた。しず子は嫌悪感に全身が粟立った。
スギヤマが腰の動きを早めて、さらに深く突き上げてきた。
「お前気持ちいいよ。オッパイも柔らかいし、アソコの締りも最高だよ」
スギヤマは乳房をちぎれるほど揉み上げながら腰を大きく突き入れると、早々としず子の中にどくどくと放った。
しず子をがっちり抱きしめたまま、スギヤマが動かなくなった。スギヤマの体重に押し潰され身動きがとれないしず子は、首筋にかかる臭くて荒い息をかわそうと、かすかに首を振った。その動きに気づいたスギヤマがしず子の顔を両手ではさみ、顔をぎりぎりまで近付けて言った。
「さあ、二回戦だ」
(いやだ。やめて)
再びスギヤマが動き出した。それは縦に突きあげて出し入れするのではなく、しず子の中に深く刺さったまま腰をうねらせ、回転させるような動きだった。ほんの少し股間の激痛が和らいできた代わりに、しず子のアソコがくちゅ、くちゅといやらしい音をたてはじめた。お腹の中をかきまわされるような異物感がしず子を支配した。
「だいぶ濡れてきたな」
スギヤマが再びしず子の唇を狙ってきた。首を振ってかわそうとすると、スギヤマが顔をがっちりと抑え込んだ。そして覆うように唇を重ねてきた。しず子は固く唇を閉じて、それに耐えた。タバコのヤニ臭い匂いが、しず子の鼻の中に広がった。スギヤマはさんざんしず子の唇を舐めまわすと、手を頭の後ろに回し、髪を束ねているゴムをむしり取った。しず子の上で動きながら、スギヤマはしず子の髪の毛をボサボサにかき混ぜた。
「ほら、この方が可愛いぞ。オレは髪の毛をボサボサにされて、無理やりやられている女が大好きなんだ」
そう言うとスギヤマはしず子の花びらが大きく音をたてるように、わざと大きく腰をうねらせた。
「お前、顔も身体もいやらしいなぁ。聞こえるだろ。お前のアソコの音が」
スギヤマのいやらしい物言いに、しず子は首を振り続けた。
「こんなにいやらしい身体をしてるんだから、お前は絶対アイドルになれるよ」
(いやだ、アイドルはそんなんじゃない)
「オッパイも大きいし、人気出るぞ。早くデビューしてくれよ。楽しみだな」
妄想にとりつかれたかのように、スギヤマがあらぬことを口走った。
「お前が澄ましてグラビアに出るたびに、オレは今日のことを思い出すよ。オレはこいつの水着の下の、素っ裸を知っていますってね。こいつのオッパイはプリプリで、オレはそれを揉みまくりました。そしたらあっという間に乳首を固くして、あんあんと大きな声で悶えて喜びました」
(ウソだ。そんなのウソだ)
「アソコはすぐ濡れてくちゅ、くちゅって、いやらしい音を出します。しかもそこには全然毛が生えてないって、友達に自慢してやるよ」
(やめて、もういいからやめて。もうアイドルはいいから家に帰りたい)
スギヤマが痙攣するように腰を震わせると、しず子の中に二度目を放った。
(ダメだ。もうダメだ)
しず子の中で何かが壊れた。
ようやくスギヤマが離れた時、しず子は身体じゅうを汗まみれにして、ハアハアと荒い息を吐いていた。呼吸するたびに、大きな乳房が波打った。
スギヤマがしず子の足首から、浴衣の帯を外した。しかし下半身が痺れて、しず子は動くことができなかった。アソコがひりひりと痛く、その中で暴れ続けた異物感がとれない。まだ杭を打ち込まれているかのように股を開いたまま、しず子は動くことが出来なかった。
足首をつかむと、スギヤマはしず子を腹ばいに裏返した。ここまでくれば女の子に抵抗する気力がなくなることを、スギヤマは熟知していた。うつ伏せにさせると、しず子の大きなお尻が現われた。水着に守られて白く焼け残っているお尻の肉が若さを誇示するかのように張り詰めていて、弛みがまったくなかった。
つかんでいる足首を揺らすと、その白い肉がぷるぷると揺れるのが可愛かった。
スギヤマはしず子の股を大きく開いて、太腿の間に座ると、両手でしず子のお尻の肉をつかんだ。柔らかい肉の感触が、手のひらいっぱいに広がった。つかんだ肉を左右に割って、捲るように押し上げる。谷間の中に隠れていたお尻の穴に続いて、つるりと澄ました唇が再び現われた。その中にはぬるぬるになった花びらが幾重にも襞を作っていた。
スギヤマは腹ばいにした女のお尻を割って、秘密の場所を一望にして眺めるのが大好きだった。お尻の穴と秘密の唇はまるで姉妹のように同じ色をしている。その赤紫色の唇の中に、鮮やかなピンク色をした花びらが濡れて光っていた。
満面に笑みをたたえて、スギヤマは未だに自分の腹を叩いていきりたっているものを花びらにあてがい、再びしず子の中に押し入った。
「はああああん」
空気が漏れるように、しず子がうめいた。散々しず子をいたぶったものが、再び中に入って来た。両足の拘束を解かれたものの、しず子には逆らう気力がなかった。花びらが広がり、包みこむようにスギヤマを受け入れていく。ローションとスギヤマが放出したものでドロドロになっているそこは、しず子の意志に反してスギヤマを簡単に迎え入れ、一部の隙間もなくぴったりと咥えこむのだった。
スギヤマはしず子のお尻の肉が背中にせり上がるまで、深く押し込んだ。温かい肉の穴の感触の一番奥に、こりっとした行き止まりを感じる。そこを目がけて、スギヤマは動き始めた。身体の重心をしず子のお尻の上に預けて、深く突き入れたまま、ぐりぐりと腰を回した。
しず子の柔らかく冷たいお尻の感触が心地よかった。ボリュームたっぷりのお尻の肉がせり上がって二つに割れ、スギヤマの体重を柔らかく支えるので、動きも容易で滑らかになるのだった。
「お前、柔らかくていいケツしてるな。オッパイもいいけどケツもたまんないよ」
スギヤマはしず子のわき腹のあたりから両手を前へ潜り込ませ、鳩尾の前で交差させると、しず子の乳房をがっちりとつかんだ。
うつ伏せに組み敷いた女の乳房を下からあてがうように握るのが、スギヤマは大好きだった。この体勢に固めると、どんな女でも乳房の膨らみが最も大きくなるのだ。手のひらに乳房の肉が全部集まってきて、その肉感を存分に楽しめる。もともと乳房の大きいしず子の場合は、手のひらからたっぷりはみ出すほどの握り心地だった。
固くなった乳首のしこりを確かめつつ、スギヤマは腰の動きに合わせてぐりぐりと揉みこんでいった。さらにぼさぼさの髪を鼻先でかきわけて耳をさぐりあてると、スギヤマはねっとりと唇を這わせて囁いた。
「どう、ケツからやられる気分は?奥まで入って気持ちいいだろ」
前からに比べると、お尻から入って来たスギヤマはしず子の奥深くまで入り込んできた。だがその分、スギヤマの先がお腹の中で当たって、突かれる度に鈍痛が走る。気持ちがいいどころか、しず子はその痛みと異物感に耐えるのが精一杯だった。
しかもスギヤマの両手が、まるでブラカップのように乳房に食い込み、力任せに揉み上げてくる。円を描くように強引に捏ねられて、乳房がちぎれそうで痛かった。
通常のしず子であれば、後ろ手に拘束されている手で、スギヤマの腹を爪で掻き毟るといった抵抗をするはずだ。しかししず子はすでに身体がくたくたに疲れていて、心も折れていた。
「おい、ケツの穴でやったことあるか?」
興奮してきたスギヤマがわけの分からないことを口走った。しず子が黙っていると、スギヤマがいきなりうなじに噛みついてきた。
「答えろよ。お前、ケツの穴に入れられたことがあるだろ?」
噛み切られそうな激痛に耐え切れず、しず子は答えた。
「…な、ないです」
「そうか。さすがにまだお尻は女の子になってないのか。オレはあるんだよ。押さえつけられて、何回も、何回も入れられたんだ」
スギヤマは乳房を握っていた両手を素早く引き抜くと上半身を起こし、両手でしず子のお尻の肉を捲り上げた。スギヤマの視界に、再び赤紫色のお尻の穴が姿を露わした。スギヤマは花びらから素早く抜くと、その先をお尻の穴にあてがい、じわじわと突き破った。
「どんな感じか教えてやるよ」
「いやぁ、やめて」
しず子は思わず叫び、身体を固くした。しかし、ぬるぬるになっているスギヤマのそれを拒むことはできなかった。みしみしとお尻の穴を軋ませながら、しず子は根元まで咥えこんでしまった。
「痛い、痛い」
しず子の叫びを無視して、スギヤマはゆっくりと動き出した。
「痛いだろ。最初は痛いんだよ。でも慣れてくると良くなる。そして気持ち良くて、忘れられなくなるんだよ。お前に、その味を教えてやるよ」
「やめて、痛い。裂けちゃう」
「お尻を女の子にしてやってるんだから、少しぐらい痛いのは我慢しろ」
(そんなのして欲しくない)
「お尻で喜ぶ女はもてるぞ。前だけじゃいや、お尻にも入れって、カレシにせがんでみろよ。絶対に大喜びするから」
(いやだ。そんなこと絶対にしない)
「お前のお尻を、男を喜ばせるお尻に仕込んでやる。嬉しいだろ。お尻によがり癖をつけてやるから、ほら、もう少し頑張ってみろ」
「痛い、やめて。もうやめて。痛い」
今まで無言で耐えていたしず子が大声で叫び出したことに、スギヤマは異様に興奮した。
「やめて欲しかったら、気持ちがいいって言ってみろ。お尻を掘られて気持ちがいいって言うんだ。言うまで続けるぞ」
そう脅されてしず子は恥かしい言葉を無理やり言わされた。
「いいです。…掘られて、凄く気持ちがいいです」
スギヤマは、しず子の叫び声が涸れるまで激しく動き続けた。
「いい。いい。お尻を掘られて凄く気持ちいい」
痛みに耐えかねて、いやいや言い続けるしず子の言葉を聞いて、スギヤマはようやく征服した喜びにひたった。そして勝ち誇ったように、お尻の中に三度目を放った。
三度の放出でようやく満足したスギヤマは、うつ伏せになったまま動かないしず子の髪の毛をつかむと、無理やり顔を上げさせた。
「風呂場で洗ってやるよ。アソコがべとべとで気持ち悪いだろ?」
そう言うと、しず子の髪の毛を力任せに引っ張り上げた。しず子はベッドからのろのろと起き上がると、後ろ手に手錠に繋がれたまま髪の毛を引きずられて、浴室に連れ込まれた。
シャワーの栓をひねったスギヤマは、茫然となっているしず子の顎をつかみ、顔を引き揚げた。
「忘れてた。これさっきのお返しね」
そういうとしず子の頬を平手で思い切り張り倒した。しず子はよろけて、そのまま浴室の床にしゃがみ込んでしまった。
「おい、地面でおしっこするみたいに足を開いてみろ」
浴室の床に横座りになっているしず子に、自分の身体を洗い終わったスギヤマが命令した。
「早くしないと妊娠するぞ」
そう脅されたしず子は、おずおずと膝を立てた。太腿が乳房に押し付けられて、乳房の肉が横にはみ出した。
体育座りで股を大きく開いたしず子の前に陣取ると、スギヤマはしげしげと股間をのぞいた。赤紫色の唇がぱっくりと開き、なかの花びらがあからさまに見えた。ローションやスギヤマの放ったものやしず子の身体から絞り上げたものが入り混じって、そこはぬるぬるに光っていた。皮の下からは、充血した肉の粒が可愛い顔をのぞかせていた。
「はははは、毛がないから丸出しだな」
スギヤマはシャワーをあてながら、そこに指を這わせて洗いはじめた。両方の花びらを左右に大きくくつろげると、スギヤマはその中に指を入れた。
「うう」
しず子がうめいた。
「あれ、ちょっと血が出てるぞ。お前、まさか初めてか?」
スギヤマの問いかけに、しず子は首を振った。こんな男に純潔を奪われたなんて、絶対認めるわけにはいかなかった。
「そうか。ちょっと乱暴だったけど、一杯可愛がってもらってうれしかっただろ。そうやって大人しく、いい子にしていれば穴の中からビラビラの裏までちゃんと洗ってやるぞ。ほら、もっと股を広げて丸出しにしろ」
そう言って、スギヤマは指を出し入れしながら洗い続けた。
「よし。床におでこをつけて、ケツを持ち上げろ」
しず子はおでこを床につけると、四つん這いになってお尻を上げた。水着の跡がくっきりとついたお尻が大きく割れて、お尻の穴とその下の唇がまる見えになった。顔を近づけてよくみると、赤紫色のお尻の穴には血がにじんでいた。
「ちょっと、切れてるな」
スギヤマが石鹸を塗りながらつぶやいた。
「うう」
石鹸が染みてひりひりして、しず子はうめいた。
「帰ったらクリームを塗れよ。そうしないと明日、痛くてウンチができないぞ」
(やっと家に帰れる。早く帰りたい)
シャワーを浴びせられながらスギヤマに思う存分お尻の穴をいじり回された後、しず子はくたくたになった身体を懸命に起こして、浴室から這い出た。
ようやくしず子の手錠を外したスギヤマが、バスタオルを投げてきた。しず子はベッドの上にへたりこんで、痺れた両腕でタオルをつかんだ。
長い足を曲げて横座りになると、しず子はうつろな眼差しで、のろのろと身体を拭いた。身体を隠す気力もなかった。タオルで拭う度に、釣り鐘型に張り詰めた大きな乳房が歪んだ。先端に色づく乳首は、未だに固く立っていた。引き締まったウエストの下には、柔らかそうな白い下腹がまる見えだった。しかも恥毛が全くないので、女の子の恥かしい割れ目まではっきりと見えた。
「ほら、これを着ろ」
スギヤマはしず子が着ていた洋服と、ビニール袋に入った真新しいTシャツをしず子に投げてよこした。しず子はスカートを履くと、ストラップの切れたブラをつけ、袋を破ってTシャツを出して身に付けた。
「これは記念に貰っておく。どうせ履けないからいいだろ」
両脇を切り裂かれて一枚の布になってしまったしず子のパンティを、スギヤマはうれしそうに畳んで、バックパックの中にしまった。
白いセダンが、しず子の家がある集落の前で止まった。
「ついたぞ」
しず子は無言でシートベルトを外した。
「この車は盗難車だから、ナンバーを覚えても無駄だよ。もうこの町には二度と来ないから、今日のことは忘れて、お前も頑張ってアイドルになれよ。お尻も女の子にしてやったし、芸能界では結構それが役に立つと思うよ」
スギヤマがいやらしい目つきで、しず子をからかった。しず子は無言でドアを開けると、車の外に出た。ドアをバンと閉めると、助手席の窓が開いた。
「お前の身体、本当に気持ち良かったぜ。じゃあな」
突然、しず子は我に返った。
「ばか野郎。死ね」
しず子は思い切りドアを蹴飛ばした。強烈な蹴りで、ドアが大きく凹んだ。
スギヤマはにやりと笑って、走り去った。
しず子は股間が擦り切れたような痛みと、未だにとれない異物感にうめきながら、足を引きずって家に戻った。溢れ出した涙が止まらなかった。