5.覗き部屋

売られた女 比呂子

比呂子がパンティ丸出しのマングリ返しでベッドに拘束されている様子を、省吾はモニター越しに見物していた。実は比呂子が押し込められている部屋は兄弟が作った監禁部屋で、キングサイズのベッドのほかに、カーテンで仕切られた小部屋があって、そこはトイレとシャワールームになっている。つまり部屋の外に出なくても、最低限の生活はできるようになっているのだ。
さらってきた女を拘束し、いたぶるために、部屋の壁や天井には頑丈なフックが埋め込まれている。ベッドのヘッドとフットも、格子状の金属パイプで出来ており、手錠や足かせをつなぐことが出来る仕掛けになっていた。そして監禁した相手を見張るために、部屋の天井の四隅とベッドの真上に監視カメラが取り付けられていた。カメラは館の二階にある省吾の部屋のパソコンに接続されていて、省吾は24時間、部屋の中を覗くことが出来た。カメラのズームがリモートになっているので、省吾は指先一つで見たい場所を拡大して覗くことができるのだ。もちろんトイレとシャワールームにもカメラがあるので、閉じ込められた女が体を洗う様子や用を足す姿まで、音付きで楽しむことが出来た。今晩、比呂子を監禁部屋に入れてから、省吾は自室のモニターに釘付けになっていた。
「兄貴、早く裸にひん剥いちゃえよ」
最初、なかなか目を覚まさない比呂子の傍らで、スマホゲームに講じている幸三に、省吾はじれていた。
「うううう」
ようやくモニターから比呂子のうめき声が聞こえてきて、省吾は色めき立った。
「兄貴はあいかわらずだね。最初の一発は縛ったりせずに、腕力で屈服させるのが流儀だからな」
比呂子が何度も投げ飛ばされ、段々と服と下着を剥かれていく様子に、省吾は興奮した。ブラトップとスカートをはがれ、ブラジャーもむしり取られる。慌てて胸元を隠す間に、比呂子の乳首がバッチリ見えた。それは500円玉くらいの大きさのぷっくりとした膨らみで、ミルクコーヒーのような色をしていた。その中央には赤ちゃんの小指ほどの大きさの乳首が固くしこっていた。
「うわぁ、たまんないな」
たわわに実ったおわん型の乳房。その真っ白で柔らかそうな肉の上に、清楚な乳首が、興奮のためかぷっくりとふくれあがっているのだった。
「ああ、思いっきり揉みしだいて、吸いまくりたい」
省吾は股間が固くなるのを感じていた。
そしてついにマングリ返しにされてしまった比呂子を、省吾はズームを操って視姦するのだった。
「いよいよ本番だな」
省吾はごくりと唾を飲み込んだ。
いきなり幸三がパンティを、膝のところまで剥き上げた。
「ぎゃぁぁぁぁ。見ないで、やめてください」
比呂子が恥ずかしさのあまり大声で叫んだ。女の子の一番恥ずかしい場所がむき出しになってしまったのだ。省吾は慌ててカメラを操作し、比呂子の秘部をアップにした。真っ白な太腿の間に、肌色のテロっとした盛り上がりが丸見えになっている。盛り上がりの周囲にはヘアが全くなく、まるで太腿の間に、楕円形の肉の饅頭を縦半分に切って、くっつけたかのようだった。
「やったな、兄貴。まさに肉まんじゅうだな。早く中も見せてくれよ」
省吾の思いが通じたかのように、幸三は膨らみの両端を親指で押さえると、ぱっくりと肉まんじゅうを割り開いた。そこは鮮やかなピンク色で、中はすでに濡れてテラテラと光っていた。上の方ではクリも膨らんでいて、肉鞘から頭を覗かせている。比呂子の興奮は隠しようもなく、男を受け入れる準備ができているのだった。

50インチのモニター一杯に、幸三と比呂子の痴態が写し出されていく。たわわに実っている比呂子の乳房を、幸三はその裾野から搾り上げる様にして揉み込んだ。そうやって揉みしだかれた乳房の頂は、すでにコリコリにしこっている。
「感度のいい女だ。いま、たっぷり吸ってやるからな」
幸三は乳首を口に含むと、口の中で丁寧にころがし、音を立ててチューチューと吸った。そうやって両方の乳首をいたぶりながら、強烈な腰使いで、比呂子を突き上げていた。
「はぁん、はぁん、はぁん」
幸三が突き上げるリズムに合わせて、比呂子はため息ともよがり声ともつかない声を上げ始めていた。
「兄貴もよくやるよな」
省吾は手元のスイッチでカメラ切り変えながら、まるでAVビデオを作るかのように、二人の痴態を録画していくのだった。興奮のために桜色に染まった比呂子の顔が、画面いっぱいに広がった。目をしっかりとつぶって、時折、いやいやをするように首を振りながら、比呂子は辱めに耐えていた。やがて幸三の腰の動きに合わせて、比呂子の女の部分が湿った音を出し始めた。それは本人の意志とはかかわりなく、比呂子の体が完全に幸三を受け入れたという証拠だった。
(やめて、やめてください)
比呂子は幸三の激しいピストンに、だんだん我を忘れてきた。ひと突きごとに、激しい快感が体の中から湧き上がってくるのだ。幸三の巨大な肉棒が比呂子からゆっくりと抜かれる度に、まるで内臓ごと外に引っ張られるような感覚が押し寄せてくる。そして一転、今度は突き上げられると、その圧迫感が鋭い快感を呼び起こすのだった。
(このままじゃ、壊れちゃう)
いつの間にか比呂子は幸三の抜き差しのリズムにあわせて、息を吐くようになっていった。そしてそのため息は、やがて、よがり声へと変わっていくのだった。

「兄貴、体位を工夫しろよ。肝心のハメしろが見えないじゃないか」
まぐわっている二人を、天井のカメラから見下ろす形で見ている省吾には、肝心の比呂子の裸体の殆どが幸三の体でかくれてしまう。見えるのは幸三の肩越しにあえぐ比呂子の顔と、乳房を揉み上げる様子が時折、垣間見えるだけだった。
省吾は映像をあきらめ、その代わりに監禁部屋から聞こえる音のボリュームを上げた。そしてモニターの前でズボンを下げると、鉛筆のように細いペニスを取り出し、しごきだした。
省吾はオナニーが大好きで、これまで録画してきた映像をおかずに、1日に最低2度は射精していた。歯科医というインテリな職業につきながら、省吾の特技はアイコラで、AV女優とアイドルを画像合成して、ネットのエロサイトにあげるのが趣味だった。ゴリラのような兄とは違い、細い目と薄い唇、爬虫類系の顔立ちをしており、運動音痴、しかもガリガリにやせていて、現実には生身の女性に話しかけることもできないコンプレックスの塊のような男だった。兄がお膳立てしてくれたソープランドで童貞を落としたが、もっぱらオナニーにふけるのが日課なのであった。
しかしちょうど2か月前くらいに、それまで監禁してきた女性を縛り付けて、無理やり処女を奪ったのだった。いやがる女を磔にして、強引にペニスをねじ込むと、省吾は狂ったように腰を振った。苦痛にゆがめる女の顔を両手で挟み込んでうごけないようにして、唇を奪うと、舌を強引にねじ込んだ。女の口の中の生暖かい感触、そこに舌をうごめかせて女の舌をからめとる。そして女の乳房をこねる様に揉みしだいた。異様に興奮した省吾は、女の中に押し入ったまま3回連続で射精した。そこから丸々1週間、不眠不休でその女をオモチャにした。蛇のように陰湿でしつこい性格の省吾は、そんな目にあわされながらも絶対に服従しない女を征服しようと、あの手この手で責め続けたのだった。
そんな経験から、省吾は今度の獲物である比呂子を犯したいとという黒い欲望をたぎらせていた。兄に頼み込んで、絶対に犯してやる。省吾のボルテージはあがっていった。
幸三の声がスピーカら響いた。
「どうだ。おれのセックスは気持ちいいだろ」
「もうやめて。やめてください」
幸三が腰をつかって、これでもかと比呂子を責め上げていく。比呂子の体は、本人の意志とはうらはらにヌチャリ、ヌチャリという恥ずかしい音を立て始めていた。
「ほら、これでどうだ」
幸三が腰をひねるようにして突き上げた。
「お願い、やめて。壊れちゃう」
比呂子が思わず悲鳴を漏らした。
「遠慮しないでイクんだよ。今日は何度も何度もイカせてやるからな」
「もう許してください。…お願いです」
「許すのもなにも、お前のアソコがきつく締まるから、抜きたくても抜けないんだよ」
「嘘です」
「嘘じゃないよ。ほら」
幸三が大きく突き上げた。
「はぁん。ダメ。締めてなんかいません」
「嘘をつくな。こんなにいやらしい音を立てているくせに」
幸三はこねるように腰を回して、比呂子のあそこに大きな音をたてさせるのだった。
「いやぁぁぁ。変なこと言わないで…もう、変になっちゃう」
体の奥からえぐり取られる快感に、比呂子が顔を歪めた。
「いいぞ。もっと変になっちゃえよ。もっと恥ずかしい声をあげるんだ」
幸三はとどめとばかりに、猛烈なスピードで肉棒を打ち込んでいった。
「はぁぁぁぁん」
ついに切り裂くような声を上げて、比呂子は失神した。

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